【借金】借金を払えないときの督促の流れと対処方法

キャッシングやカードローンなどの借金を払えない場合、どのような流れで督促されるのでしょうか?

 

払わないで無視していると最終的には給料や預貯金などを差し押さえられる可能性もあるので、放置してはなりません。

 

今回は借金を払わないときの督促の流れや払えない場合の対処方法をお伝えします。

 

 

1.借金を払わない場合の特則の流れ

借金を払わないで放置していると、一般的に以下のような流れで督促されます。

 

STEP1 電話や郵便で督促される

支払期日に遅れると、まずは電話や郵便などで督促されるのが通常です。

郵便は、差し出し会社名を伏せてくれる業者と伏せてくれない業者がいます。

自宅に届いた郵便を家族に見られて借金を知られてしまう方も少なくありません。

 

STEP2 内容証明郵便で一括請求される

借金を払わないで2か月程度放置していると、内容証明郵便で一括払いの請求書が届くのが一般的です。

STEP3 代位弁済が起こる

銀行カードローンの場合、一括払いの請求書が届いても支払わずに放置していると、保証会社が代位弁済を行います。保証会社となっているのは消費者金融会社や信販会社などです。

それ以降は保証会社が新たな債権者となって支払いを督促してきます。

 

STEP4 債権譲渡される

借金返済しないで放置し続けていると、債権回収会社へ債権譲渡されたり債権回収を委託されたりするケースもあります。すると、債権回収会社が督促をしてくるようになります。

STEP5 訴訟や支払督促を申し立てられる

一括請求書が届いても支払いをせずに無視し続けていると、債権者から訴訟や支払督促を申し立てられるケースが多数です。

支払督促を無視していると、仮執行宣言にもとづいて給料や預金を差し押さえられる可能性があります。

訴訟を無視していると、支払い命令の判決が出てしまいます。

 

STEP6 差し押さえをされる

最終的には判決や支払督促の仮執行宣言などにもとづいて、給料や預金、保険などの差し押さえをされてしまうでしょう。

そのような事態になれば、平穏な生活が難しくなってしまいます。差し押さえが起こる前に借金問題を解決するための対応をすべきです。

 

いわゆるブラックリストについて

督促の問題とは異なりますが、借金を払わずに放置しているといわゆる「ブラックリスト」の状態になります。ブラックリストとは、信用情報に事故情報が登録されてローンやクレジットを利用できなくなった状態です。借金を2か月程度延滞していると、信用情報機関へ通知されてブラックリストになるケースが多数です。

いったん信用情報に傷がつくと、完済してもすぐにはブラックリスト状態が解消しません。

借金を払えないなら、2か月も放置せずに何らかの対応をとるべきです。

 

2.借金を払えない場合の対処方法

借金を払えないなら、以下のように対応しましょう。

2-1.財産を処分して支払う

まずは今ある財産を処分して払う方法を検討しましょう。

  • 保険を解約する
  • 車を手放す
  • 時計などの動産を売却する

保険や車を処分すると、月々の固定費を抑える効果もあります。

2-2.周囲から支援を受けて返済する

親や友人、親族などから支援を受けて返済する方法もあります。

周囲の親族で資力がある方がいれば、相談してみるのも良いでしょう。

ただし支援を受ける場合、後にトラブルを防ぐために借り入れるのか贈与を受けるのかはっきりさせておきましょう。

 

2-3.債務整理する

どうしても自力で解決できない場合には、債務整理をしましょう。

債務整理には任意整理、個人再生、自己破産の3種類の手続きがあり、いずれか適切な方法を選択すればたいていの借金問題を解決できます。

債務整理をした場合にもブラックリストの状態になりますが、手続きご相談5~10年程度でブラックリスト状態は解消されます。困ったときにはできるだけ早めに債務整理の手続きをとるのが得策といえるでしょう。

 

千葉県の秋山慎太郎総合法律事務所では、借金トラブルに積極的に取り組んでいます。お困りの方がおられましたら、お気軽にご相談ください。

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー